2015/09/19

手のひらを透かしてみれば

眼前に立ち尽くす相手に、おずおずと今抱えている想いを伝える。
相手は目を細め口を結び、どこか怪しげなものを見るような目で僕を見つめる。
伝わらなかった。
その相手が遥か遠くに遠のいていくような錯覚に陥り、目の前が少し暗くなり色彩が失われようとするその瞬間、反射的に少し呼吸を大きく吸って、吐く。

もう一度深く呼吸する時間はない。

今一度しっかりと対峙し、まっすぐに目を見つめる。
届けという一心で声を出す。
届けという一心で身体を動かす。
届けという一心で深く見つめる。

相手の目に力が入り、呼吸の質が変わる様が確かに分かる。
相手の態度が変わる。
相手が声を出す。
相手が出したその声が己にぶつかる。
相手の想いが、イメージが浸透する。
互いの顔がほころぶ。


企画室磁場の稽古中に感じること。
沢山あるけれど、その殆どがしっかりと言葉にできない。
でも稽古を重ねるごとに、だんだんと上記のような関係性が目に見えるようになる。

こんな日々を、瞬間を少しでも多く積み重ねていきたい。

今月の30日から10月4日まで、東京都豊島区にありますてあとるらぽうという劇場でお芝居に出演します。
1人の人間を軸に、出自の異なる人間が深く交わるお芝居です。

もしお時間が合いましたら是非観に来て頂きたいです。

以下公演の詳細です。

企画室 磁場 劇場公演1st
『手のひらを 透かしてみれば』
作・演出 浪打賢吾

■ 公演スケジュール
2015 年 9 月 30 日(水)~10 月 4 日(日)
9 月 30 日(水)19:30
10 月 1 日(木)14:30/19:30
10 月 2 日(金)14:30/19:30
10 月 3 日(土)14:30/19:00 
10 月 4 日(日)15:00
受付は開演45分前、開場は開演30分前です。

■ 会場
小劇場 てあとるらぽう
西武池袋線 東長崎駅北口より徒歩1分
171-0051 東京都豊島区長崎5-1-32城北日専連ビルB1F

■ チケット
チケット料金 (日時指定/全席自由)
前売り 3200 円/当日 3500 円

チケット取り扱い
ご予約頂けます際はお手数ですが私、植田までご連絡ください
omusubi_niginigi_50kai@ezweb.ne.jp←植田の連絡先です。

■出演
土田祐太
時田光洋
西井裕美
植田崇幸
北川竜二

■ スタッフ
舞台監督 笹浦暢大 
照明 富山貴之 
音響 泉田雄太 
美術監修 須藤素弘
宣伝美術 杉山礼香
制作 末吉慶子 ・ 奥田英子(演劇ユニット G.com) 
企画製作 企画室磁場
協力/演劇ユニットG.com、綺羅星.com、TAG

■ 問い合わせ先
企画室 磁場
E-mai:kikakusitu.jiba@gmail.com
CoRich!舞台芸術 公演詳細ページ
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=53813

《 企画室磁場とは 》
2015 年、浪打賢吾と土田祐太によって立ち上げ。演劇の可能性を信じながら、あくまで劇団という形式ではなく、企画・制作集団としてあらゆる媒体とのリンクを目的とし、新たな創造を目指す。また、私たちが基調としているのは場所であり様々な人やアイディアに溢れる場所を模索していく。

企画室 磁場 映像作品「響かぬ声」
http://youtu.be/VNfIKawT0a0
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@tpo_JIBA

こちら「手のひらを透かしてみれば」の予告映像です。
お時間あります時に観て頂けますと嬉しいです。

以上です。
最後までお読み頂き有難うございました。

何卒よろしくお願い申し上げます。


2015/07/20

東京の空

パリはシャンゼリゼ 東京は武蔵境のすきっぷ通り、と誰もが思い浮かべる、かどうか俺は知らないが、東京の西の郊外に武蔵境という町がある。
その武蔵境のメインストリートをすきっぷ通りという。
今そのすきっぷ通りに面した喫茶店で午後のコーヒーをいかにもうまそうに飲みながら惚けていると、つい先ほど入店してきた一家の父親と思しき人物が他国の道路事情を引き合いに出して、いかに日本の道路が整備されているかを熱弁していた。

やれどこそこの国の道はガッタガタだの、あそこの国の道はうねってうねって仕方がないだの、およそ聞いていて楽しいものではなかったが、その声量たるやなかなかのものだったので観念して聞いていたが、話題が日本の失業率に移ったところで堪らず喫茶店をあとにした。

近頃は専らエデンの稽古である。
tagの公演としてはおよそ一年と半年ぶりの公演。
前作から今までの間で、いくつか自分の中で変化してきたものがあるが、舞台に対する意識が変わり、集中力は以前と比べて段違いに高まり、より持続するようになった。

石垣の音もメロディーが一段と美しくなり、聴いていてよりイメージが湧いてくる仕上がりになっている。
どこか壮大な印象を受ける箇所が何箇所かあり、音のおかげで、より深いところまで分入って行くことができる。

そして共演者の柴田菜々子。
自分が逆立ちしても踊れない程の凄まじい踊りを踊る人。
美しく踊り、情熱的に踊り、踊りで空間をゆらゆら動かす人。
間近で見ていて毎回見入ってしまう。

正雪君は絶大なる愛をもって衣裳をつくってくれる。
実際に正雪君の立ち居振る舞いや言葉の端々にはいつも他者への愛がこもっている。

宇山はこの一癖も二癖もある連中を引っ張り、未だ誰一人見たことのない景色を舞台上に生み出す気迫に満ちている。

どのようなエデンになるかまだ分からないが、各セクションの人間がこの作品に心血を注いで、とんでもないエデンに仕上がると思う。

この作品の中に、あなたの生涯の友たりうる時間が一瞬でも多くあることを祈りながらこの駄文を終わる。




2015/06/01

seeing


おはようございます。
只今朝8時、緑いっぱいのさわやかな公園で植田のストレッチ姿を鑑賞しながら朝ごはんです。

朝だというのに既に暑いです。
もうすぐ夏がやってきます。

その前に。
TAG宇山、踊らせて頂きます。
宮崎あかねさんの作品です。
この方は、わたしの大学の先輩にあたるのですが、わたしが在学中何をしていいやらとくすぶっていたところ(笑)を拾っていただきました。あのとき、この方の作品に出ていなかったら、きっと今は踊っていないんだと思います。


タイトルは『seeing』
やっている快楽とやられている快楽が混同する、そんな狭い狭いところに押込められています。でも思い返せばいつだってそうだったような。だとしたら、なんて滑稽。笑
わたしの中でそんな憎くも愛すべき作品になりました。

是非是非。お立逢いいただけたらと思います。どうぞよろしくお願い致します。
…………………………………………


トゥリルプロデュースダンスオムニバス公演
《DANCE ASSORT》

コンテンポラリーダンス、ジャズやタップダンスなど、ジャンルを超えたダンスステージ!
わくわくするおもちゃ箱のように、様々な形でダンスをぜひ楽しんでください!


【会場】
パフォーミングギャラリー&カフェ絵空箱 
http://esorabako.com/
(有楽町線「江戸川橋」駅 徒歩2分/東西線「神楽坂」駅 徒歩9分)

【チケット料金】
前売り:2700円  当日:3000円
※チケットにはドリンク代を含みます

【日時】
2015年6月10日〜14日
10日(水)19:00

11日(木)19:00

12日(金)19:00

13日(土)14:00/19:00

14日(日)14:00

【出演団体】
●トゥリル(宮崎あかね、宇山あゆみ、中川絢音、神亜優、中澤真菜)/『Seeing』


●MaKuRo-eve(SaKi、KAYANO、Moemi、RiNA、モエ)/『Elfrole〜精の宿る花〜』

●鷹栖歩莉 /『日蝕む翳(ひは(む)かげ)』『白澤之流涕(ハクタクノリュウテイ)』

●脇坂舞美/『First Step』

●下島礼紗(木頃あかね、鈴木翔太、天満星南、守屋百子、垣花克輝、下島礼紗)/『わっぜ』

音響:日影可奈子
音響アドバイザー:吉村紳平

照明:江花明里(天丼)

舞台監督:鈴木沙織

宣伝美術:黒井柳 凪ひろ
制作:古閑詩織
 制作補佐:千葉幸

主催:トゥリル

【チケット予約】

ご希望日時枚数、お名前、電話番号、メールアドレスをお書きの上uyayu.g@gmail.comにお送りください


【お問い合わせ】
MAIL trill2015.dance@gmail.com

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2015/05/19

生き摺り

高速道路を走る車内から、次々と後ろへ流れていく夕景を眺めながら、ある人は目を細めて宇宙の存在を感じ、ある人はその美しさを収めようとシャッターを押す。

あなたは西日を浴びて輝く空の下で、どのような生活を送り、何を思うだろう。
ほのかに懐かしく、或いは愛おしく感じたりする瞬間があるだろうか。

かくいう俺は遥か西へと沈み行かんとする太陽を、惚けた顔をしてただただ眺めやっていた。

そうしているうちに時間は過ぎて、甘美な夕景はいつしか真っ暗闇の夜景へと姿を変え、しかしやはり俺はその見事な世界の変貌にさえも、惚けた顔で眺めやることしかできなかった。





こんな風に日々を生きながら、戯曲の世界を生きる瞬間もある。
所謂筋書きのある日々。
他者によって生み出された世界を己が生きる。



来月、横浜にありますSTスポットという劇場で、木村和博という男が戯曲を書き、演出を担う演劇に出演します。

タイトルは「三拍子おうち」



(この美しいチラシをデザインしたのは黒井柳。TAGのホームページもデザインして頂いています)

今作は有吉宣人がドラマトゥルクを担っています。
有吉の視点が介入している為か、過去の木村の戯曲と比べ、一読後、明らかに親しみやすい印象を受けました。

過去の木村が書いた演劇を観たことがある方は、今までと違う感覚を抱いて頂けると思います。

このお芝居を観てくださる方々の心の奥底を刺激し得る作品となるよう、座組み一丸となって邁進してまいりますので、お時間とお心に余裕がございましたら是非観に来て頂きたいです。

以下詳細です。

いきずり「三拍子おうち」

脚本・演出 木村和博
≪出演≫ 植浦菜保子 植田崇幸(TAG) 嵯峨ふみか(カミグセ) 中藤奨(無隣館) 林ちゑ(無隣館)

*********************

少女は
靴に置き去り
ぽつり

こぼれた雨が
ぽつぽつ
落ち落ち

僕は
蛇口が
閉められずずず

ながれるみずは
いきおいよく
これでもかと
ごぽごぽと
ながれつづけました。

美しい物語としても
凶暴な現実としても
わたしは描くことができません。
しかし描かないという選択もできませんでした。

*********************

≪会 場≫ STスポット

≪日時≫ 2015年6月18日(木)~21日(日)  〈全5ステージ〉
★ポストパフォーマンストークあり
19日19:30 松井周(サンプル)/20日18:30 白神ももこ氏(モモンガ・コンプレックス)

≪料金≫ 前売 2000円/ 当日 2300円
※日時指定・全席自由


■お問い合わせ

TEL 090-7293−1146(制作 こが)

何卒よろしくお願い申し上げます。


                                                 植田崇幸


2015/04/11

エデンと映像作品

tagは今年、2つの作品をつくります。

まずは8月22日に、神楽坂にあります神楽坂セッションハウスでダンス作品を。

タイトルは「エデン」

今回はtagのメンバーに加えて、TABATHAというダンスグループに所属しているダンサーの柴田菜々子と、衣裳や宣伝美術を担当してくれる松浦正雪くんが作品に魂を注ぎ込みます。

先日菜々子と初めて稽古をしましたが、盛大に言葉と身体でコミュニケーションをとることができ、大変に刺激的な一夜となりました。

                      柴田菜々子

普段tagの稽古場というのは九割宇山と植田の二人だけなので、他者と踊るという楽しさを大いに噛みしめることができました。

宇山曰く、私と菜々子は色んなものが正反対らしく、稽古の途中、幾度かその様子が垣間見えたりしましたが、正反対の者同士が同じ場でしっかりとコミュニケーションをとりながら踊ることで、空間がより溌剌とするといいますか、ゆらゆらゆらぐといいますか、とにかく様々な現象が巻き起こっているように感じました。

正雪くんとも早く稽古を共にしたい。

………………………………………

Dzone Festival
TAGプロデュース公演

「エデン」

2015.8.22(sat)計2st
@神楽坂セッションハウス

出演:植田崇幸(TAG)
        柴田菜々子(TABATHA)
音:石垣長朗(TAG)
衣装:松浦正雪
演出振付:宇山あゆみ(TAG/MUNI)


詳細が追加され次第、お知らせさせて頂きます。



そしてもう一つの作品は映像作品です。

一年をかけてとある場所で撮影し、torqueという映像専門のチームと共につくりあげていきます。

発表できるのはいつになるか分かりませんが、早ければ来年の春か夏辺りにできればと思っていまして、映画館でも上映できればと考えております。

映像作品はこのような感じで稽古をしています。

こちらも詳細が決まり次第お知らせさせて頂きます。

皆様にこの2つの作品をどーんと発表できるようにこれからも精進してまいります。

                                         tag 植田崇幸

2015/04/09

【ご報告】


ご報告です。

TAG実は動いていました。
ここから1年かけて、映像作品を制作していきます。まだ名前もない作品なのですが、必ず。1年後、胸を張って「出来たでーーー!」と発表できますよう、大切に大切に育てていきます。1ミリでいいので心のどこかに留めておいていただければ、この上ない幸いです。

そしてその前に、この作品を完成させる前に、どうしても見てこなくてはならないことがあります。
夏に新作を発表致します。

タイトルは
「エデン」

さっき決まりました。さっき。
今作品はTAGの植田,石垣に加え、

静岡が産んだ爆弾 柴田菜々子
                    と
色んな意味でパイオニア 松浦正雪

が1枚も100枚も噛んでくれています。
しっちゃかめっちゃかなメンバーであり、信じて疑わない4人とともに、わたしも全ての限りを尽くします。

どうかどうか、お立ち逢いください。

また詳細など、きちんとしつこいくらいにお知らせさせていただきます。取り急ぎご報告まで。

                              TAG主宰 宇山

………………………………………

Dzone Festival
TAGプロデュース公演

「エデン」

2015.8.22(sat)計2st
@神楽坂セッションハウス

出演:植田崇幸(TAG)
        柴田菜々子(TABATHA)
音:石垣長朗(TAG)
衣装:松浦正雪
演出振付:宇山あゆみ(TAG/MUNI)

2015/03/28

☺︎


やっと、春めいてきました✳︎

今日の青空に呼ばれ、外稽古!と言い聞かせながら稽古場を飛び出しました。万全にして小金井公園に来たのに、今日はお花見のお客さんでごった返し。
忘れてた土曜日。

うえだとふたりで芝生に寝っ転がり、たっぷり夕日を浴びています。


これからがきさんも来て、ミーティングです。ドタバタの中で忘れかけてた、なんて素敵な土曜日。

これはお酒のんじゃいますね。
もうすぐ色々なご報告が出来そうです。

                                          うやま

2015/03/25

晩春

散歩をしたりバスに乗ったり、つまりは何処かへふらふら向かっている道中で、ふとした拍子に誰かが漏らした何気ない一言を思い出し、頭の中で反芻することがある。

「君との時間を誰かに邪魔されたくないんだよな」

ニュアンスはちと違うが、飲み終え空になったプラスチック製のコップを片ずけながら確かに彼はそう言った。

そんな言葉をかけられたことは、きっと生涯に一度だってなかったので、平静を装いながらも内心はかなり狼狽えていた。

まさか俺のような人間にそんな言葉をかけてくれる人間がこの世の中にいるなんて・・。

己の生活の中で異質な明かりを灯すその言葉は、今やよく反芻される言葉の一つとなっている。

砂のように乾いた、或いは泥のようにぬかるんだ部屋の中で、その言葉を大いに噛みしめようじゃないか。

世間は寒の戻りと騒いでいるが、部屋の中はどこか暖かい。


2015/01/01


2014年残りわずかとなりました。
大晦日の夜いかがお過ごしでしょうか☻

TAG、実はゆーっくり動いていました。
とあることに向かってゆっくりと。
来年は、3人でその想い煮詰めたものを作品にしていきます。


この1年、たくさんの方々と出逢い支えられ作品を産みました。

とても温かいところで作品をつくっている感覚がありました。全ての皆さまに感謝して。ありがとうございました。2015年もより一層精進して参ります。どうぞよろしくお願い致します。

皆さま、良いお年をお迎えください。



                                      TAG 宇山

2014/12/31

色々なこと

今年も今日で終わりですね。
凄くあっという間だった…

TAGとして今年は2本の公演(セッションハウスでの上演、荻窪クラブドクターでのライブ)でしたが、植田氏、宇山氏はTAG以外での演劇、ダンスと活動をしていて、そのなかで「なにか」を体験し得て来たと思います。

僕自身も、沢山の曲を作り、新しい音を聴き、様々な場所に行き色々なことを体験しました。(TAGでのライブでステージ上にて演奏、高尾山のシュールな野草園、相模湖嵐山のあの山道、クリスマスイヴの江ノ島での凄まじい光景、約5年ぶりに帰った実家などなど…)そのなかで僕も「なにか」を得て来ました。

来年発表する次の作品も本当に少しづつですが、「かたち」を作りかけてきています。
その作品の中には、今年3人の得た「なにか」は確実に居るので、皆さんにもその「なにか」を体験してもらいたいと思っています。
なので、来年も是非楽しみに待っていて下さい!

後、今年僕の作った沢山の曲の中から(まだ形だけの曲などもありますが)選曲してアップしましたので、そちらも聴いて貰えると嬉しいです。

それでは、皆さん良いお年を〜

tagの2014年

先程ガッキーさんから電話がかかってきた。
なにも大したことは話していないのだけれど、年の最後の日に誰かと電話で話す、というのはそれだけで何か特別な感覚になるなと思い、ちょっと可笑しくなった。

ということで親族以外で今年最後に言葉を交わした人物は、どうやらガッキーさんということになりそうだ。

ガッキーさんとは今年、このブログでも写真付きで赤裸々に書き記したが、高尾山やら相模湖やら江ノ島等々、色んなところに出かけた。
行く先々では自然の美しさを思う存分楽しみながらビールを喉に流し込み、くだらない話し(主にお金の話し←下世話!)に興じ、赤い顔のまま電車に揺られ、また日常のサイクルに我が身を順応させていかなければいけないのかとお互い嘆息をもらしながら、またどこか行こうね、と約束を交わし別れるというのが我々の旅の一通りのサイクルだった。

きっとこれからもこのサイクルが崩れるなんてことはないだろう。

宇山とは武蔵境にある芙蓉という喫茶店に足繁く通った。
そこでも「この店は一日にどの位の売り上げがあるのか」といった下世話な話で盛り上がった。

ガッキーさんとは色んな所に行ったけれども、宇山とは稽古場だけでお腹いっぱいなのでどこにも行ってない。
でもいつもライブハウスには宇山が居た。



2014年は2月1日に神楽坂セッションハウスで「MORO,」を発表させて頂き、その2週間後、荻窪にあるライブハウスCLUB doctorで「MORO,」の別バージョンを発表させて頂いた。

どちらも凍てつくような寒さの中、わざわざ足を運んでくださった皆様、本当に有難うございました。
特にCLUB doctorで公演した日は雪が降り積もり、交通機関も不安定な中を観にきてくださった桃ちゃん、川神、黒井柳氏、本当に有難うございました。
とても嬉しかったです。

来年は何作品発表出来るか分かりませんが、全身全霊を総動員して作品をつくっていきますので、これからもtagを何卒よろしくお願い致します。


2014/12/25

クリスマスイヴ

中央線で新宿まで出て、そこから小田急に乗り換え藤沢へ。
クリスマスイヴに江ノ電に乗り、江ノ電沿線を観光した後、江ノ島を巡るという計画を立てた。


石垣氏と。



世はクリスマスイヴである。
クリスマスイヴに恋人のいない男二人でデートスポットをわざわざ巡るというのだからちょっと頭がおかしい。
しかし実際に現地に赴くまで、そんなにカップルもいないんじゃないの、と高を括っていた。
だが後々私たちはやはり恐ろしい光景を目の当たりにする。


まず七里ヶ浜駅で降りて散歩をすることに。
風が非常に強く、砂が目に入るので石垣氏は眼鏡を持参しなかったことをしきりに悔やんでいた。

七里ヶ浜から鎌倉方面へ歩いていると、良い感じの公園を発見。



そこからの景色は江ノ島と富士山が一望出来て、2人で大いにはしゃぐ。


石垣氏は煙草をふかしながら帰りたくない、嗚呼帰りたくないともらす。

結構な時間滞在し、堪能した後また鎌倉方面に向かって歩き出す。

歩いている途中、海沿いに建つお洒落な家々を目にし、指をくわえながら羨ましがり「ガッキーさん、ここらへんの土地代ってのはおいくら程なんでしょうかね?」なんてことを話しながら空想を膨らませ、しかしその都度現実というものが脳裏をよぎり、ため息が漏れ出すばかりだった。

長谷駅まで歩くと、鎌倉文学館という施設を見学しようということになった。
長谷駅といえばあの大仏様で有名だが、目もくれず鎌倉文学館である。(カップルが多そうだった)

鎌倉文学館は1890年頃に侯爵 前田利嗣氏の鎌倉別邸として建てられたそうで、とても広くとにかく美しい。

何故か敷地内にトンネルがあり、恐ろしく金持ちだったんだねーと羨ましがる。

庭園からは海が見える。
とても静かでここだけ時が止まっているような感覚に。

鎌倉文学館の中は、敬愛する川端康成氏の雪国の原稿や、鎌倉に所縁のある作家の代表的な作品を紹介してあったりと、とても心踊る展示物ばかりで石垣氏もご満悦だった。
何せ建物自体がお洒落なので、どっぷりとタイムスリップした感覚に陥った。



館内見学後、日が落ちるのが早いので折り返して一路江ノ島へ。

江ノ島駅に降り立った瞬間、四方八方カップルだらけ。
全て2人組で、勿論組み合わせは男女である。
男男なんて組み合わせは僕と石垣氏だけ。
右も左も前も後ろもカップル。カップルカップル。
もう頭の中でカップルがゲシュタルト崩壊。

その光景にしばらく閉口した後
「ガッキーさん、僕ら絶対男同士のカップルだと思われてますよ(小声)」
「植田君、気にしたら終わりだよ、俺はそんなこと気にしないよ」
「にしてもこれは尋常じゃないです」
「そうだね、多いね」

そう言いながらカップルなんぞ御構い無しに初めての江ノ島を堪能する石垣氏




                       漢の背中


カップル達の視線をビンビンに感じながら踊る




眺めの良いレストランでしらす丼とビール



美味。

日没を見る為に江ノ島を後にし海岸へ。

江ノ島水族館と石垣氏



寒さでぶれる石垣氏



こんなことしちゃったり。
こんなことしちゃったり。

「…夕闇だな」

「…夕闇だ」



今回宇山は仕事で来れなかったので、お土産でも買ってやるかとガッキーさんがポツリと呟いた。
ガッキーさん優しいなって思ってたら結局忘れてた。

2014/09/28

本とドーナツ

先日、大学で出会った木村和博君から誕生日プレゼントととして「日本の身体」なる書物を頂いた。



タイトルからして興味を惹かれ、心踊ってしまう。
しかし多忙を理由に未だ読めていない。
いや、自分が多忙だと思い込んでいるだけで実はあんまり多忙じゃなかったりする。

とても栄養になる本だと本能が知らせているからこそ、しっかりと時間を割いて思いっきり本の中の言葉に浸りたい。

そういえば以前、木村君にあげた本の中に老人と海(ブックオフで購入)があったけど、彼は果たして読んでくれたのか。
いつか感想聞きたいなーなんて思ってたら自分の本棚の片隅に並んでいたのを発見。



老人と海、何故我が本棚にある。
あと同じくあげた筈の変身(これもブックオフ)も我が本棚に。
あれか、あげたは良いけどやっぱ自分が読みたくなってそのまま持って帰っちゃったパターンのやつか。
なんて奴だ。

あと何で二冊ともDVDの影に隠れるように並んでいるのか。
全然本棚カテゴライズできてないじゃないの。


話し変わってこのドーナツが好きで(名前は分からない)実家に帰ったらこれが6個机の上にあったので、全部食べちゃおうと意気込んでパクついてたら、2個でギブでした。



2014/08/28

はじめまして。

TAGでトラックメイキングをしている石垣といいます。 
ホームページが開設され、4ヶ月ちょい.... ようやく、ブログを投稿してみました 笑 
SNSやブログとかって、一度もしたことないもので・・・ 少々戸惑っていますが・・・自分の好きなもの、興味のあることを 書いていければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。 
では、早速、1曲貼ってみましたので、聴いてみてください。  


My Bloody Valentine というアイルランド・ダブリンのバンドです。 
彼らは前作のアルバム「Loveless」を作るためにレーベルを潰しかけたり、爆音で演奏するので片耳を潰したりと大変な人達です 笑(そんな彼らの所属していたレーベルはこのあとロックバンド"oasis"を 発掘し、一発当てて、なんとか立て直したそうな・・・) 
そんな彼らの22年ぶりのアルバム「MBV」からの1曲です。(前作は1991年にだしています・・・当時のファンの皆様はもう50~40代・・・待たせすぎですね 笑) 

この曲は、少し物悲しいけど綺麗な曲。
冬の曇りの日に、砂浜でコーヒー片手にタバコを燻らせながら、海を眺めたくなる、そんな感じの好きな曲です。 

このバンドのギター兼ボスのケヴィン・シールズは僕の好きなギタリストの一人で、彼の出す音はノイジーだけど暖かくやさしい。そして、空間が「ぐにゃぐにゃ」 する様な、なんともいえない感じが好きなんです。声も寂しげで、でもやさしくていい感じです。

 ただ、引き篭もりなんで中々新譜を出しません。(ちょくちょく、コラボやプロデュースはしているのですが・・・) まぁ~それだけ作り込んでいる証拠かなぁ・・・笑 

この曲いいなぁ〜って、思った方は是非とも、前作のアルバム「Loveless」に収録されている"To Here Knows When"
も聴いてみてください。気持ちのいいサイケデリックな曲なので。

今日はそろそろこのへんで・・・ 
My Bloody Valentineの様にいつになるか分かりませんが笑 また絶対に書きますので、気長に待って頂ければ幸いです。 でわでわ、また~

2014/08/04

遅ればせながら


遅ればせながら、
MUNI「ハローグッバイ」
無事終演いたしました。

観に来てくださった皆さま
支えてくださったスタッフさま
応援してくださった皆さま
皆さまに触れてこの作品は出来ました。全ての皆さまに感謝致します。
本当にありがとうございました。

そして作品の全てでした
中川絢音、松崎絵利香、鈴木弥子には
底抜けの愛がありました。彼女達は、本当に素晴らしいダンサーであり、素晴らしい女性です。

終わった次の日は身体が1mmも動きませんでしたが、頭の中はとても鮮明で、全てに繋がる思いでした。今も。

あとは、動くだけですね。それが1番大変であり、楽しみでもあるのですが。

次の日は、TAGのミーティング。うえだくんがきさん久しぶり。
2時間とかいいながら結局朝まで。
飲んだくれてはないですよーだ。



帰り道の朝焼けは、とても綺麗でした。小さい頃から大好きな家へ帰る道。さて、また踏み出します。


うや